作品解説
この研究は、静止画を用いた複数の媒体による表現、演出の研究である。内容としては、更なるメディア表現の幅を広げるため、静止画によって構成された映像作品、またその静止画を使用した写真集を制作した。
テーマは「現実と夢の交差」である。夢は脳内に溜まった過去の記憶や直近の記憶が結びついたものだ。これを元に、現実(時の流れ)と夢、虚構(過去の記憶)の 交差をテーマとした。
今回製作した映像では、作者である私が時間の流れを作る。
一方写真集では、ページのレイアウトは作者である私が決めるものの、ページをめくるスピード、つまりストーリーの流れを操作するのは読み手の方である。
この研究により、静止画という同じ素材を使用していても、媒体により異なる印象が生まれることがわかった。
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